空きビル再生計画(2009)

環境省へのアイディア提案。

不況により都心のビルであるにも関わらずオフィスの空室化が進むビル、まるごと空きビルとなって買い手もつかずに放置されているビルが全国で増加している。
オフィスとしての買い手を期待できない今、従来の改装などによる再生ではなく、立地を活かした用途の変更による再生を提案する。
まずビルの大半のフロアを「植物工場」として再生する。これに関しては建築基準法上でその用途が「工場」か「農地」かという問題でどちらにしても都心には建てられないとのことから伸び悩んでいるが、これを新たな用途「植物工場」として規制緩和し、都心への進出を促進する。
これによりアグリビジネスに取り組む企業を誘致しそれに関わる企業展開、雇用の増加を狙う。
植物工場で生産された野菜は近隣スーパー等に卸すことにより輸送コストと排出される二酸化炭素のカットになる。
消費者は完全に品質管理された野菜を安定した価格で購入することができる。
そしてそれに付け加えて提案するのは自転車通勤者の増加促進のための「バイク・ステーション」である。一部では実施されているがまだ普及していないこのサービス施設は、自転車の駐輪場、更衣室、シャワールームを用意した施設であり都心のサラリーマンの自転車通勤をサポートする施設である。
自転車通勤をしようとしても現状としては駐輪場の不足などでできない人も多いかと思う。そこでこういった施設を行政が支援することにより
自転車通勤者の増加、施設での雇用、新たな企業展開も期待する。

風力発電;
既存のビルの外壁をセットバックし、そこにビル風で発電できる風力発電装置を設ける。
船の帆のようなこの装置は風向きに反応して向きを変え、ビルに美観をもたらす。またセットバックした外壁は建材を再利用したもので作り、セットバックによって庇効果が生まれ、夏季の太陽光による冷房の負荷の軽減につながる。

植物工場;
装置による野菜、果物の栽培を行う。
栽培に使われる電力には太陽光、風力発電によるグリーン電力を積極的に使用する。
また生産のみならず、研究施設、人材育成のためのセミナールーム、一般向けの見学ルートなども設ける。企業にとってはモニタリングの場ともなる。

バイク・ステーション;
自転車通勤者のための屋内駐輪場、更衣室、ロッカー、クリーニングサービスなどが用意された施設。
併設されたカフェでは植物工場で生産された規格外の野菜を利用した野菜ジュースなどを提供する。
また植物工場が上階にあることから、農業に興味をもった人のための窓口を併設して農業従事者の育成、地方への派遣のあっせん業も考えられる。

 

 


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